壁紙・クロスの選び方~お部屋に合わせた機能・デザイン~

たくさんある壁紙(クロス)の中から、お部屋の雰囲気や目的に合わせた壁紙の選び方を紹介します。


部屋の雰囲気や目的にあった壁紙の選び方

クロスを選ぶにはまずどんなイメージの部屋にしたいかを検討します。イメージに合う色や柄を選んだら、必要に応じて機能性※も考慮するのがよいでしょう。

部屋の特徴(湿度が高くなりやすいなど)やお体の状態・持病(アレルギー持ち)などによっては、機能性重視で選んでいくのもよいでしょう。

※機能性壁紙についての詳細は、別の記事「機能性壁紙の種類と効果」で紹介しています。

部屋おすすめの壁紙の選び方
リビング・無地で白、または、ベージュ系の配色
キッチン・ベースの配色はリビングと同じ商品で統一
・アクセントカラーを入れるのもおすすめ
トイレ・抗菌・消臭と汚れ防止、掃除のしやすい表面強化の機能性壁紙
・派手目、柄物もおすすめ
寝室・落ち着いた色調(グレー系、ベージュ)で大柄は避ける
・通気性・吸放湿の機能性壁紙
子供部屋・成長が早いため、ポイントクロスでコストダウン
・表面強化、抗アレル・抗ウイルスの機能性壁紙
和室・和モダンテイスト
・消臭・通気性・吸放湿・珪藻土などの機能性壁紙
玄関・廊下・無地系、明度の低くない(黒に近くない)
・汚れ防止・表面強化・消臭・抗菌・抗アレルの機能性壁紙
ペット・スーパー強化、スーパー耐久性の強度、消臭、抗菌の機能性壁紙
クローゼット・防カビ・消臭・通気性・吸放湿の機能性壁紙
お部屋にあった壁紙の選び方 早見表

リビング

リビングは長時間過ごす部屋であるため「視覚的快適性」が重要です。


「画像解析による壁紙の視覚的快適性評価」の実験※によると、
色の効果については、平均明度が高く、平均彩度が低い(いわゆる淡色系)壁紙が快適性が高い、柄については適度の平均周波数とエントロピーを持つ壁紙(適度な粗さと適度な周期性を持つ壁紙)が快適性をもたらすという結果が出ています。

※参考資料:画像解析による壁紙の視覚的快適性評価

派手な色、柄にしてしまうと部屋が狭く感じたり、飽きやすいデザインになってしまいます。白、または、ベージュ系の配色を選ぶことをおすすめします。

白系の壁紙を使ったリビング① 参考資料:リリカラカタログ「「V-ウォール2021-2024
白系の壁紙を使ったリビング② 参考資料:リリカラカタログ「リリカラ XR クロス2021-2024

最近では、一面のクロスをアクセントにする貼り方が主流になっております。
木目調やレンガ調のクロスなどをポイントに持ってくるのもオシャレです。

レンガ調のクロスを一面で使用 参考資料:リリカラカタログ「V-ウォール2021-2024
木目調を一面で使用 参考資料:リリカラカタログ「V-ウォール2021-2024

キッチン

キッチンはリビングと繋がっていることが多く、ベースになる配色はリビングと同じ商品で統一すると圧迫感が無く広く見えるでしょう。

ただ全面に同じクロスを貼っても、特徴が無いので対面キッチンなどのカウンター部分にアクセントクロスを施すのも良いでしょう。

機能性で選ぶなら汚れ防止・表面強化など汚れの拭ける商品を選ぶと良いでしょう。

ベージュ系の壁紙を使ったリビング・キッチン 参考資料:リリカラカタログ「LB リリカラ ベース2020-2022
木目調のクロスでアクセントをつけた対面キッチン 参考:リリカラカタログ「V-ウォール2021-2024

トイレ

トイレは使用頻度の高い空間ですが滞在する時間が少ないので、少し派手目なクロスを使用しても良い空間です。


柄物のクロスを使うことで雰囲気を変えてみるのも良いでしょう。それと、どうしても壁の汚れや臭いも気になります。機能性で決めるなら、抗菌・消臭と汚れ防止、掃除のしやすい表面強化がおすすめです。

派手目の壁紙を使ったトイレ 参考資料:タカラスタンダード「トイレカタログ
柄物の壁紙をつ使ったトイレ 参考資料:タカラスタンダード「トイレカタログ

 寝室

寝室は、1日の疲れを癒すプライベート空間です。

「壁紙の色と模様による心理効果の実験※」では無彩色N系(白、黒、灰色などの色味を持たない色)に「落ち着いた」イメージがあったと確認されています。
壁紙の色と模様による心理効果の実験

落ち着いた色調(グレー系、ベージュ)を選ぶこと、大柄のクロスなどは避けることをお勧めします。

加えて、寝室は機能性の面も考慮するべきでしょう。
人は寝ている間に相当量の汗をかくと言われます。
通気性・吸放湿の機能性壁紙を選ぶと良いでしょう。

落ち着いた雰囲気の寝室 参考:リリカラカタログ「V-ウォール2021-2024
暖かみを感じる雰囲気の寝室 参考:リリカラカタログ「V-ウォール2021-2024

子供部屋

お子様の成長は非常に速いので、クロスを貼る時の年齢に合わせて決めてしまうと直ぐに年齢に合わないお部屋になってしまいます。

量産クロスを使い価格を抑え、雰囲気が合わなくなったら貼替えをするか、ポイントクロス(アクセントクロス)で一面だけ貼替することでコストダウンすることをお勧めします。

機能性で考えるならまず、キズに強い表面強化のクロスがお勧めです。お子様のアレルギーや健康を考えるなら抗アレル・抗ウイルスなどのクロスを使用すると良いでしょう。

一面のみクロスを好みに合わせた子供部屋イメージ 引用元:Pixabay ※写真はアクセントクロスのイメージです。商品としての取り扱いはありません。

受験生がいる場合などで集中して勉強できる空間を目的とする場合は、「落ち着いた」「静かで落ち着いた」雰囲気のある無彩色N系(白、黒、灰色などの色味を持たない色)をベース色に選ぶのもおすすめです※。
※参考資料:壁紙の色と模様による心理効果の実験

和室

和室の壁は聚楽(じゅらく)と呼ばれる砂地の壁が代表されますが、今時のクロスは和モダンのテイストが多く高級感のある上品な柄が多くあります。

ふすまなどの建具も工夫すると非常に特徴のある和室になるでしょう。

和室は収納もあり湿気・臭いなどが発生するため消臭・通気性・吸放湿・珪藻土などの機能性壁紙を使うと良いでしょう。

和モダンテイストの壁紙を使った和室①参考:リリカラカタログ「V-ウォール2021-2024
和モダンテイストの壁紙を使った和室②参考:リリカラカタログ「V-ウォール2021-2024

玄関・廊下

玄関・廊下は、一般的に狭く細長い空間です。
大柄のクロスを使うと圧迫感があり、より狭い空間に感じてしまいます。
「インテリアにおける壁紙模様が空間の知覚に及ぼす影響※」についての実験の中でも、


・模様があることで空間の大きさ感は減少する傾向がある
・明度が低い(黒に近い)ほど大きさ感、横幅感、奥行感が減少傾向がある

という結果が出ています。
※参考資料:「インテリアにおける壁紙模様が空間の知覚に及ぼす影響

圧迫感を出したくない場合は、できるだけ無地系、明度の低くない(黒に近くない)クロスをおすすめします(高級感を演出したいなどの場合は別です)。

アクセントが欲しいときは、絵画など空間に応じて取り入れると良いでしょう。

機能性壁紙を使用するなら玄関は、汚れ防止・表面強化・消臭・抗菌・抗アレルなどできるだけ外部からウイルスを部屋に持ち込まない工夫も良いでしょう。
廊下は、汚れ防止・表面強化などキズ汚れに強い商品を選ぶと良いでしょう。

玄関。明度の高い壁紙で圧迫感を出さない 参考資料:リリカラカタログ「V-ウォール2021-2024
廊下。無地で明度の高い壁紙で圧迫感を出さない、木目調のアクセントをつける 参考資料:リリカラカタログ「V-ウォール2021-2024

ペット

ペットとお住まいの方は、スーパー強化・スーパー耐久性の強度のある壁紙がおすすめです。犬・猫の爪による被害を最小限に食い止めるのに有効です。(完全に被害を止めることはできません。)天井には、消臭・抗菌などのクロスを使用するとペット臭を抑えたり、菌などを抑える効果があります。

クローゼット

クローゼット 画像引用元:Pixabay

クローゼットの壁紙は機能性を重視して選びましょう。狭い空間と通気が悪い空間となるため防カビ・消臭・通気性・吸放湿などの機能が多く表示されているクロスをお勧めします。

以上、お部屋に合わせた壁紙の選び方についてご紹介いたしました。
空間にあった壁紙・クロス選びの参考になりますと幸いです。